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言葉があるから

人間は

生きていくことが出来るんです。


その生きる力の

言葉が

今どんどん衰えて

行ってるわけですから

子どもたちが

どれほど生きる力を持ってるかは

とても疑問です。





本を

子どもが喜んだ時には、

子どもの中に一番残るのは

「読み手」なんです。

絵本は

「作者」のものではありません。

絵本は

全部「読み手」のものです。


物語が心の中に残ってる。

これが

絵本の意味なんです。

絵本は

「読み手」と「聞き手」の間にある

橋を架ける世界なんですが、

子どもたちが大人になりますと、

自分が親になった時に、

自分の子どもに

また絵本を読んでやる。

心に残ってる本を

読んでやるんですね。




日本が

いつも輸入する

ばっかりじゃなくて

日本の文化を知ってほしいと

文学だとか絵画だとか現物を

外国の子どもたちに

子どもの時に

体験してもらう地盤を

作っていくことが

とても大切だと考えていました。


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