top of page


絵本の中には、

文字になってしまっている

「言葉の世界」と

「絵の言葉の世界」と2つの世界がある。

それをしっかりと受け止めていかないと、

子どもの「絵本体験」はできないんです。


耳から入ってくる言葉と、

目で見る言葉とが重なってる。

全く一致してる部分もありますけど、

言葉で書いてないことが、

絵になっていっぱい描かれています。




子どもたちに

「本を読んでやる」と考えないで、

「自分の声で言葉を語りかけていく」と同時に、

「絵を読ませるように本を開けていく」

ことをやっておりますと、

子どもは、

言葉の面白さとか

言葉の力とかを

理屈を超えて体験できる。


やがて大きくなって、

今度は言葉や文字で表現し、

子どもの持ってる

言葉の生活に反映されてきます。

言葉が

特別なものじゃなくて、

日常的な感覚で

言葉の出し入れをします。




絵本は

人間の心に

非常に関わりがあり

人間の心を豊かにする。


なぜ心が豊かになるか。

言葉が

豊かになるからです。

素晴らしい言葉ってのは、

人間の気持ちを刺激して

人間の気持ちを生き生きとさせる。

そこに喜びがある。

これが生きる力です。



bottom of page