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松コレの「ことばを食べよう」第3回を7月19日(土)に行いました。

最初に、7月13日に行われた「飯野和好絵本ライブ」のお話で盛り上がり、そこで購入したという本が紹介されました。


・「みずくみに」 飯野和好 絵と文/小峰書店

紹介したYさんがまさに「絵を読む」ってこんな感じなんだなあと思ったという一冊。大きな口を開けてちよちゃんが味わう水のおいしそうなこと!暑い夏にぴったりの一冊です。


・「162ひきのカマキリたち」 得田之久 さく/福音館書店

物語や字を読むことが苦手な子にもすすめやすい絵本です。カマキリの卵からぞろぞろと生まれる子どもたち。その数の多さを画面を区切って表現しています。時間経過とともに減っていくカマキリたちが、空欄の数でひとめでわかります。少なくなると一匹ずつが大きく描かれるように。最後に残ったのは何匹??


・「かぶとむしランドセル」 ふくべあきひろ さく/おおのこうへい え/PHP

Kさんが、新学期に読み聞かせの定番にいている本だそうです。新入学のためにおじいちゃんから贈られたランドセルは「かぶとむし」。形も変わっているし、習性がもろカブトムシ。そのビジュアルと次々と起こる出来事が笑えます。本を選ぶとき、子ども目線も大事だなーと思われたそうです。


・「落ち葉」 平山和子 文と絵/平山英三 構成と写真/福音館書店

落ち葉の美しさを余すところなく表現した一冊。平山さんご夫婦は、黒姫の自宅を開放して、1年に1日だけ「落葉美術館」を開いていたそうです。和子さんは、ご自分の絵は、自然の落ち葉にはかなわないと語っておられたとか。描いた人の自然へのリスペクトが感じられます。


外を駆け回る子どもたちを見ることがめっきり少なくなった気がします。Iさんから空き地でカナヘビをつかまえて遊ぶ女の子のお話を聞いてちょっとほっとしました。


「ことばを食べる」は、8月、9月は都合によりお休みです。9月末には、松居直コレクションを展示する絵本ウイークです。今年は「母の友」をピックアップします。お楽しみに!!


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7月13日(日)、空とこども絵本館の1階フロアにて飯野和好先生の絵本ライブが行われました。先生の小松入りは約18年ぶりです。



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拍子木のカチカチという音とともに股旅姿で現れた飯野先生に会場は大拍手。

「待ってました」の声援が飛びます。



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廃材で作ったというカンカラ三線を演奏しながら、まずは「ねぎぼうずのあさたろう」から。見返しのページのこだわりも忘れずに紹介されています。



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あさたろうに成り代わってのちゃんばらシーンでは会場も大盛り上がり。

絵本の情景がよくわかります。



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時には手に取って絵本を読みながら、制作したときの様子や絵のモデルの話など、先生のお話は楽しくて仕方がありません。



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名残惜しいですがそろそろライブもお終いの時間とです。

股旅姿で帰り支度をするとさっと姿を消してしまいました。



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身体をはった絵本ライブでさぞかしお疲れのところ、最後は希望者おひとりおひとりに丁寧なサインをくださいました。

飯野先生、楽しい時間をありがとうございました。

またぜひ小松へお越しください。

更新日:7月14日

「ことばを食べよう」第2回は6月21日(土)に行われました。

今回のラインナップは・・・。



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・「ねずみのなるき」 さとうわきこ フレーベル館

Tさんが(本が無いまま)ブックトークしてくださいました。「おねがい たべないで!ねずみのなるきの たねを あげるから」といわれたねこ。せっせと種を植えてお世話しますが、色々なことがあり、とうとう実はひとつだけになりました。さて、最後に種から出てきたのは・・・。さとうさんの初期の絵本で、2色で表された絵がシンプルで、とってもユーモラスなお話だそうです。帰りにさっそく絵本館で探してみましたよ。



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・「知らざあ言って聞かせやしょう」河竹黙阿弥 文/飯野和好 構成・絵/齋藤隆 編 ほるぷ出版

絵本館での今年の絵本ライブは飯野和好さん。

飯野さんの言葉のテンポが良い絵本の紹介です。

表題はご存知歌舞伎のめいセリフ。昔はラジオやテレビで、落語や歌舞伎など演芸に触れる機会が多く、知らない間にこんなことばを覚えたものです。今はそんな番組もめっきり減ってしまいました。せめて絵本の中で、名調子にふれられるといいですね。



・「よあけ」 ユリ・シュルヴィッツ作・画 瀬田貞二訳 

1977年に出版された名作絵本です。おじいさんと孫が、湖のそばで野営し、よあけをむかえます。明け方の静けさと風や生き物の気配、そして静かにこぎだした船の向こうに広がる夜明けの情景。ページをめくるたびに、静かに刻々と変化する情景。絵から自然の息遣いが感じられます。


・「よあけ」 あべ弘士 偕成社

シュルヴィッツの「よあけ」に敬意を表して描かれたあべ弘士さんの一冊。こちらもおじいさんと孫が湖に漕ぎだす情景が描かれています。途中おじいさんの語る動物たちの絵も迫力満点。最後の夜明けの情景は、シュルヴィッツの本と比較するとその違いが面白いです。


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お孫さんとおにぎりを作って、海まで夜明けを見にいったお話も飛び出し、これからの夏、自然とふれあえる機会を作れたらいいなぁと思いました。


次回の「ことばを食べる」は7月19日土曜日13:30からです。お気に入りの絵本を持ちよって気軽に話す会です。お気軽にご参加ください。

なお、8月9月は都合によりお休みです。

小松市立空とこども絵本館

<活動拠点> 小松市立空とこども絵本館ホール  夢の本棚

〒923-0918 石川県小松市京町19-5  TEL 0761-23-0033

絵本
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