手を使ってページをめくる2021年7月24日更新日:2021年7月25日「本は手を使ってページをめくる」ってことがどれほど大切なことかって、私は思います。絵本は特にそうです。絵本は子どもによって、読んでる時にページのめくり方が違います。速くめくるの、遅くめくるの、元へ戻る、立ち止まる、いろんなことができます。手を使ってページをめくるってことは、読む人が演出してるんです。自分で演出家になるんです。「松居直コレクションプロジェクト会報」より
小さい時の豊かな生活実感を大切に2021年7月23日子どもは赤ちゃんの時から、テレビの機械語と騒音語を聞いています。今の子どもたちの日常生活ってのは、なんか地に足がついていないですね。生活実感ってものを小さい時に体験しない子どもがかなりいます。これも、本が読めなくなる大きな原因です。生活の中でいろんなことを実感していないと、物語も小説も読めないんですね。言葉がぴーんと来ないと駄目なんです。「松居直コレクションプロジェクト会報」より
聞いても聞かなくても勝手2021年7月22日更新日:2021年7月23日私は子どもに読んでやる時に「聞いても聞かなくてもそっちの勝手だ」と思ってんですよ。だから向こうを向いててもちっとも構いません。よそへ行ってしまっても読んでます。隣の部屋で笑ったりしてますから。ちゃーんと聞いてるんです。歩きながらでも聞いてますよ。「松居直コレクションプロジェクト会報」より