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​私と絵本​

「よもぎだんご」  

​ 暮れになると我が家では餅つきをするので、今年の春も『よもぎ』を摘んできた。

摘みたてのよもぎを処理して、大鍋でゆでるのだが、よもぎの香りはある独特な香りで当時高校3年生だった次男を思い出す。

ある日曜日、彼と散歩することになった。

あぜ道でよもぎを見つけた彼は、「小さい時この葉っぱで団子作ったなぁ…」「懐かしいなぁ…このにおい!!」

「えっ!!」覚えとるん??」

「つくしも採ってきたら、炒め物や酢の物にもして作ってくれたし…おつゆにも…」

「懐かしい~」と次男との久しぶりの散歩で幼い時代を思い出していた。

仕事から戻ると「料理して!!」と言われると予定外の作業に一瞬不平な気持ちが湧く母であったが、小さな手で摘んだだろうと思うと無下に断る事も出来ず、しぶしぶ作り始める事もあったなぁ…

だんご作りに登場するのが、さとうわきこさん作『よもぎだんご』福音館かがくのとも傑作集

絵本を料理本にして、子どもと一緒にこねこねして、春の季節を楽しんでいたようにも思う。

息子と思い出話に花が咲き、急にだんごが食べたくなり、よもぎを摘みながら歩いていると、蛇を発見!!苦手な蛇を見たので、一気に幼い頃の思い出から引き戻された散歩だったが、一緒に作って食べた次男も今は、一児の父。

娘の絵本の読み聞かせは日常生活の一部のようです。

ばあさんになった私も、絵本から気持ちは離れることはなく、この季節ならではの『よもぎだんご作り』と餅つき用の保存作業を終えるのである。 

                                              (ばあたん)

「よもぎだんご」