7月15日(土)はことばをたべよう会の開催日でした。
今回は絵本を楽しむということでメンバーが絵本を読みました。
先日「高志の国文学館」で鑑賞した降矢ななさんの原画の中から『おっきょちゃんとかっぱ』(長谷川摂子 作:降矢奈々 絵:福音館)を取り上げています。
かっぱの世界に迷い込んだおっきょちゃんが地上での生活を思い出し帰りたくなってしまう心情がおっきょちゃんの顔いろの変化からうかがえるというもの。
降矢さんの色彩の表現の巧みさを知ることができます。
河童は日本の妖怪と思っていましたが、東欧チェコの昔話にも河童のような水の魔物がいるらしいです。降矢さんの絵本、チェコのむかしばなし『ヴォドニークの水の館』(まきのあつこ 文:降矢なな 絵: BL出版)をぜひ。
ほかには『字のないはがき』(向田邦子 原作:角田光代 文:西加奈子 絵:小学館)も。
疎開した少女から送られてくる単純なはがきからその少女の悲しみが伝わります。こちらもぜひ読んでみたい一冊です。西加奈子さんは作家ですが絵もお描きになるんですね。
次回は9月16日(土)13:30からです。ご参加をお待ちしております。
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